都内営業ウーマンが自分自身について考えるブログ

都内営業ウーマンが言いたいことを言いながら、気持ちの整理と日々のことを書きます。

他人を通して自分を知ってみる

突然、信頼しているうちの一人から「元気になったか?」と電話をもらった。

 

 

彼とは先日数人との集まりの中で顔を合わせていたけれど、私の状況については何も伝えていなかった。なんだかバツが悪くて知らせるつもりもなかった。けれど彼は、私の状況をその時既に知りながらも今日まで知らないふりを通してくれていたのだという。

 

強面なのとは裏腹に、世話好きでおおらかで周囲から慕われるような人。ダメになりそうになる度に何度も救われて、今日もまた救われた。まさか道端で涙が出てくるとは思わなかった。

 

一頻り話をして電話を切る直前、「今は仕事のことは考えず、何もするな。お前は放っておけばそのうち自力で起き上がってまた大きくなるのだから」と。

 

本当に私の性格をわかっているなと思う。この人には一生勝てそうにない。

 

 

 

実は昨日、良くしてくれている呉服屋さんに預けていた着物を取りに行った時にも、似たようなことを言われた。

 

娘のように接してくれるチャーミングなスタッフさんが、「十分頑張っている。よく頑張ったわ、○○ちゃんなら次もきっと大丈夫よ」って、空色の訪問着を着せてくれた。予想に反して顔映りがよかったのは収穫。

(きっとまたここで着物を仕立ててしまう。笑)

 

そして家に帰ってくると、親しい子から贈り物が届いていて、同封されていた手紙にも励まされ、勇気をもらい、また救われた。(いただいた晩茶を飲みながらゆっくり返事を書こうと思う。)

 

 

 

他人を通して自分を知る、というのは生きていく中で往々にある。こうして似たようなことが立て続けに起こるのには、何か意味があるのかもしれない。

 

日々受け取る他人からの言葉の中に、たくさんの意味や忠告や導きが隠されていると思えば、受け止め方や返事は今までとは違ってくるだろう。そこから開いていく道もあるかもしれない。

 

ちょうど、そろそろ重い腰を上げようかと考えていたところ。昨日と今日の立て続けの言葉は、すぐ頭でっかちになって右往左往する私への「焦らなくていい」というメッセージなのかもしれないね。

 

 

 

余談。

不思議なことに私の人生は、本当に困った時には必ずと言っていいほど、誰かがそばにきて助けてくれるように設定されているらしい。それは具体的な行動であったり、提案や紹介であったり、様々な形でもたらされてきたなと思う。

 

最初そのことに気付いた時は、その多くが歳上の男性だったことに嫌悪と落胆を感じたこともあったけれど、それは私が女の部分に甘えていたが故だと反省したので、最近はそうとも限らなくなってきた。いい傾向だと思いたい。