今年の過ごし方
「おみくじは一年の中で何度引いても良い」
そう聞いてからは恐れることなく行く先々でお参りしてはおみくじを引いている私です。
新年明けましたね。
2019年が始まってもう3週間が経ったのだと思うと、今年がどんなスピードで過ぎていくのだろうと、少し怖くなる。
先日、用事のついでに東京大神宮へ立ち寄ってきた。
東京大神宮は社会人になってから毎年、初詣とは別にお参りに来ている神社の一つ。
東京のお伊勢様、縁結びのパワースポットとして有名な神社だから知っている人も多いかもしれない。
まだ1月だからか人出は多くて、夕方の境内はお参りに並ぶ列ができていたほど。
順番を待つ間に今年は何を願おうかと考える時間がたっぷりあった。
まずは昨年のお礼と、そして新しくお願いすることと。
これまでは「素敵な人に巡り合えますように☆」とか、
「今の彼氏と上手くいきますように!」とか、
思えば自分本位なお願い事をたくさんしてきた。
(ちょっと恥ずかしい)
付き合っていた彼には一昨年振られていたし、他に好きな人もいない。
一瞬、彼氏ができますようにと願おうかと頭を過ったのだけれど、自分の番が近づくにつれてなんとなく、今年はそうじゃないなって気がしてきた。
恋愛云々よりももっと大事なことがあるんじゃないかって。
去年は、仕事で上手くいかないことがとにかく多くて、泣いたり愚痴を言ったり、誰かに相談することがとても多い一年だった。
これまで生きてきて、こんなに人間関係で悩んだことはないってくらいに悩んで、考えた。
結局、根本的な解決には至らずに私はフェイドアウトしてしまったけれど、離れてからも何度も「もっと上手くやれたんじゃないか」って後悔した。
タラレバの話になるけれど、もっと上手くやる方法はあったかもしれない。
でも、分かり合いたかったのも本心で、過ぎてしまったことは変えられない。
反省点は、相手に「変わってほしい」と求めてしまったこと。
口では「他人を変えるより自分が変わった方が早い」と言ってはいても、心のどこかで、いつか相手の方が心変わりして分かり合えるんじゃないかって期待していた。
(これまでの人間関係においての失敗も、こういう気持ちを持っていたことに起因しているような気がする。)
そんな時、両親や会社の先輩、同期、友人、フォロワー、いろんな人がめちょめちょになった私の話を聞いて慰め、助言し、支えてくれた。
会えない距離にいる人の中には、手紙や電話をくれた人もいて、本当にたくさんの人に支えられているなと感じる場面が多かった。
順番待ちの十数分の間に自然とそういうことが頭に浮かんできて、去年関わりをもったすべての人に感謝をして、今年もどうか素敵な縁が広がりますようにとお願いした。
縁結びというのは、どうやら恋愛や結婚だけに限らないらしい。
人間関係や、仕事に関わることもすべて含めての「縁」が当てはまるのだという。
そして、今ある縁を固く結ぶことも縁結びに込められている意味なんだとか。
余談になるが、良縁成就と縁結びはそれぞれの意味が違うそう。
良縁成就:特定の相手がおらず、新しい縁に巡り合いたい場合
縁結び:思う相手がおり、その人との縁を固く結びたい場合
その時々の自分の状態に合わせて、行く神社は変えた方がよさそうね。
(つまり、彼氏が欲しい時は良縁成就の神社に行った方がいいということ。知らなかった…。)
話を戻すと。
人はひとりでは生きていけない。
必然的に誰かに迷惑をかけているし、かけられている。
生きている限り、自分と誰か、あるいは何事かとの間にある「縁」の存在を無視することはできないな、と思う。
何かをきっかけに繋がった縁をどう扱うかは自分次第で。
私の関わり方一つで「良い縁」にも「悪い縁」にもなるのだろうと思う。
せっかく繋がった縁なのであれば、私は良い縁にしたい。
関わりをもってくれた人たちを大事にしたい。
願っているだけでは良い縁にはならないだろうから、去年の反省を含めて、今年は自分の心の持ちようを変えていこうと思う。
・私には、相手に期待しすぎてしまうことがあることを念頭に置く
・誰かに何かを期待しそうになった時は、まずは自分を省みる
・他人や環境に振り回されないよう、自分にはこれがあれば大丈夫というものを見つける
他にも思うことはたくさんあるけれど、ひとまずはこれを意識して過ごそうと思う。
これを読んでくれたあなたにも、良い縁が繋がりますように。
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東京大神宮で引いた今年の縁結びみくじは大吉でした、!